チャットレディの詐欺の手口!これに該当したらアウト!

コロナ禍による在宅ワークブームの影響もあってか、ここ2~3年で副業詐欺は隆盛を極めています。中でもチャットレディー(メールレディ・メールカウンセラーとも)というキーワードで集客している詐欺サイト・詐欺アプリは、雨後の筍の如く誕生しています。ここでは、悪徳チャットレディーサイト・アプリの特徴をお教えします。

【1】運営会社が海外にある

運営会社が海外(主に中国やベトナム)にあるサイトやアプリは、チャットレディー関連でなくとも99.9%以上の確率で悪徳です。なぜなら、運営会社を日本国内に置けない何らかの事情があるからです。「何らかの事情」というのは言うまでもなく、日本の法律を犯しているということです。

日本人相手の商売であっても運営会社が海外にあれば、日本の警察は手出しをすることができません。裁判をすることもできなければ、損害賠償などを請求することもできないのです。ただクレジットカードなどで課金をすれば、カード会社に返金請求できるので、被害に遭った人でも諦めてはいけません。

【2】特定商取引法ページがない

あなたは、普段利用しているECサイトや通販サイトの特定商取引法のページを見たことがあるでしょうか?たぶん殆どの人がないと思います。大企業がやっているような知名度があるサイトなら、いちいち見たりしないですよね。でもそこが盲点だったりします。

悪徳業者は、大手と見間違えるようなサイト名にしたり、デザインにしたりしてユーザーを安心させます。酷い所は勝手に有名人を広告塔にしたりしています。きらびやかなコンテンツでユーザーを刺激し、会社名や運営所在地といった肝心な情報をチェックさせないよう根回ししているのです。

【3】セレブ男性の愚痴聞きバイト

実は一番多い手口がコレです。富裕層男性と他愛もない日常会話をメールしたり、愚痴を聞いたりするだけで給料が貰えるというもの。しかも、芸能人かと思うほど魅力的なルックスであることが殆どです。女性からしたら「イケメン男性とメールできて、愚痴を聞いて人助けをして、さらにお金が貰える」と、まさに一石三鳥な感じがしますよね。

でもどのサイトも肝心の男性ユーザーの募集を一切していないので、このパターンは100%詐欺。というか普通に考えたら、そんなにイケメンであれば周りに女の子が群がっているハズ。わざわざ怪しいマッチングサービスみたいな所を通して、メル友を作ろうだなんて思わないですよね。

【4】報酬がありえないほど高額

これもメールレディ詐欺の大きな特徴の1つです。上記で言及したようなイケメンセレブが「メル友になってくれたら毎月50万円の報酬を払うよ」などと言ってくるのです。「手付金で300万円を最初に支払うよ」などと言ってくるパターンもあります。女性側としては、一度でも振り込んでもらえば元が取れるので、高額な手数料を請求されても安易に支払ってしまうケースが多いのです。

銀行口座を聞いてきたりしますが、それは「本当に振込みますよ」というニセの意思表示をするためであって、振込む気なんかサラサラありません。また身分証明書の提出を求められることがありますが、それは後々脅すための材料に使うだけで、それ以上でも以下でもありません、

【5】先に手数料を請求してくる

チャットレディー詐欺やメールレディー詐欺に関わらず、あらゆる詐欺に共通するのがこれです。詐欺の基本は「将来的に大きなメリットが得られると思わせ金銭を搾取する」というもの。そのためユーザー側が得をすることは一切なく、関われば確実に損をする仕組みになっています。

極稀に少額を与えて安心させ、後から大金を請求するという手口も存在しますが殆どは先に金銭を求められます。以下は、副業詐欺で実際に請求された名目の一覧です。最初の「正規会員登録費用」を支払うと、次から次に名目を変えて彼等は永遠に請求してきます。

・正規会員登録費用=3千円
・ゴールド会員昇格費用=5千円
・Safety protect guard設定解除=5千円
・レギュラーハイブリッド口座=1万円
・セーフティーキャンセル料金=2万円
・認定会員昇格費用=2万5千円
・認定コード発行費=2万5千円
・最終セキュリティ解除=5万円
・全額送金エクスデバイス=5万円
・ダイヤモンドチケット=8万円
・ラブ応援制度=10万円
・連帯保証制度適用=10万円
・実行レジストレーション=14万円
・保証システム導入=15万円
・専属振込チタンシステム=15万円
・完全送金インポート=16万円
・身分認証ハイルポータル=18万円
・本人認証トークン費用=20万円
・サービス通知ID発行=20万円
・リミットを完全解除=20万円
・全額送金エクスデバイス=20万円
・反映リフレクト・アライブ=20万円
・個人情報電子証明書発行=30万円
・情報プロテクト機能更新=30万円
・プラチナ会員会員昇格=40万円
・ブラック会員会員昇格=50万円

【6】アップルギフトカード決済

Apple社のコンテンツ(App Store や iTunes Store)以外の場所でApple Gift Cardを求められた場合、それは100%詐欺になります。なぜなら、Apple Gift Cardは、Apple社のコンテンツで決済させるために作られた電子マネーだからです。税金や帳簿関係のことを考えたら、普通におかしいと思いますよね。

アップルギフトカードの番号を教えてしまったという人は、すぐにApple社に電話(0120-993-993)して事情を話し、番号を無効化してもらってください。業者に使われたら終わりなので、とにかく急ぎましょう!無効化に成功したらレシートを持って購入したコンビニに行き、返金してもらってください。

【7】報酬が非課税だと言っている

これも多くの詐欺サイトで謳われている内容です。「専門の会計士がいるから非課税になる」「税理士監修の元、予め税金を天引きしてある」などと都合の良いことを言ってきますが、全てウソ。どのようなケースであっても雑所得(贈与や副業収入など)が年間20万円を超える場合は確定申告が必要になります。

非課税を強調するのはユーザーの「面倒臭いことは避けたい」という気持ちを見越しているから。だって「在宅でスマホ1つで稼ぎたい」なんて思う人は、面倒くさがり屋に決まってますからね。「楽して稼ぎたい」と思う人ほど、この手の詐欺に引っ掛かりやすい構図になっているのがわかります。

【8】サイト名や担当者が変わる

悪徳サイトや詐欺アプリは悪評分散のため、頻繁にサイト名や担当者名、またはURLや会社名などを変更します。ハッキリ言って、一度でもこれらが変わったら「詐欺」と断定していいかと思います。これは副業詐欺などに関わらず、WEB上の全てサービスやツールに言えることです。

また更に悪質な所は、サイト名を人によって変えたり、あやふやにしたり、URLを毎日変えたり、テキストのコピーや画像のダウンロードを禁止にしたりしています。これらは全て、ユーザーに自社の悪行を知られないための隠蔽工作なのです。

【9】迷惑メールで集客している

言うまでもないことですが、スパム集客しているサイトやアプリは100%詐欺になります。この国には「特定電子メール法」という法律があり、登録していない人に勝手メールを送る行為は違法とされているからです。間違いメールを装ってきたりする古典的な手口も未だに存在しています。

いきなり迷惑メールを送ると違法になるので、宣伝用のページを経由したり、LINE経由で誘導したりする手口も最近では増えています。LINEだとブロックすればいいので敷居が低く、多くの人が気軽に友達追加してしまうようですが、昨今の詐欺業者の殆どがLINE経由で集客しているので注意が必要です。

【10】メールレディーは99%詐欺

「誰かとメールしただけでお金が貰える」という趣旨で人を募っているサイト・アプリは99%以上詐欺になります。100%と言いたいところですが、ひょっとしたらそういうサービスがどこかにあるかもしれないので(ないとは思いますが)99%にしておきます。医者や弁護士といった特殊な資格を持っている人以外は、メールしただけで稼げるワケありません。

女性が自宅にいながらPCやスマホで楽に稼ごうと思ったら、ライブチャットしかありません。「顔出しなし」「アダルトなし」と謳っている所もありますが、それだとまったくと言っていいほど稼げません。なので絶対に手を出してはいけません。

【11】楽に稼げる仕事がない理由

ここに「誰でも簡単に稼げる仕事」があったとします。すると、その仕事は瞬く間に拡散され皆がやりだしますから、すぐに稼げなくなります。これが、世の中に楽に稼げる仕事が存在しない理由で、基本的な経済学です。お金を支払う側は少しでも安くしたいですから、「誰でも簡単に稼げる仕事」は理論上、存在しえないのです。

「報酬はその仕事の希少性に比例する」というのが大原則です。たとえば、野球界広しと言えども160km以上の球を投げ、年間50本以上のホームランを打てる人はこの世に1しかいませんから、大谷翔平選手は多額の報酬を貰うことができます。人より稼ぎたければ、より希少性のあるスキルやテクニックを身に着けるしか、どうやら方法はなさそうです。

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記事執筆者:鬼島慶介