完全無料の出会い系サイトは存在するのか
※つまらない記事なので画像だけでも楽しくしておきました

「課金したくないんで、完全無料でマジで会えるアプリ教えてください!」わかりますよ!その気持ち!お財布はいつも寂しいし、出会いには夢見たい。僕の元にも、この手のDMが時空を超えて未だに届きます。

でも、ちょっと待ってください!その純粋な願い、悪党にとっては最高のカモでしかないんです。先に結論から言います。今の日本に、マトモな「完全無料の出会い系・マッチングアプリ」は、ほぼ存在しません!

「え、でもアプリストアにいっぱいあるじゃん!」って思ったあなた。この記事を読み終える頃には「タダって、こえぇ…」って震えることになるでしょう。出会い系業界の酸いも甘いも知り尽くした専門家として、その裏側を全部お話しします。

【1】年齢確認が義務化された

マッチングサービスでの年齢確認が義務化された

昔は確かに無料の出会い系サイトってのがゴロゴロありました。でも、2009年(平成21年)の「出会い系サイト規制法」の改正が、この業界の全てを変えたのです。今では当たり前ですが、この改正時に年齢確認が義務化されました。

つまり、運営者側は新規登録ユーザーの免許証や保険証を1人1人確認して、18歳以上であることの確認をしなければならなくなったのです。コレ、口で言うのは簡単ですが、想像してみてください。大手なら毎日1,000人以上が登録してくるワケです。

その全員分の身分証を目視でチェックして「よしOK!」「これはOUT!」と判別する…。時給1,200円のバイトを何人雇えばいいんだって話です(苦笑)完全無料で広告収入くらいしか頼りのないマッチングサービスが、こんな莫大な人件費を払い続けられるわけがないのです。この「コスト爆弾」が、多くの無料サイトを廃業に追い込んだ最大の理由なのです。

【2】スタービーチが閉鎖した本当の理由

スタービーチのラッピングバス

しかし、ここで1つの疑問が残ります。東京都内でラッピングバスを複数台も走らせるなどの十分な資金力があり、今なお伝説の出会い系として語り継がれるスタービーチがなぜ閉鎖を余儀なくされたのか?ということです。

言うまでもなくスタービーチは、完全無料の出会い系として確固たる地位を築いていました。がしかし!改正出会い系規制法が施行されたまさにその当日(2009年02月01日)に閉鎖を発表しているのです。

実はスタービーチは、この時に新たに法文に盛り込まれた公衆閲覧防止措置によって、閉鎖せざるを得ない状況に追い込まれたのです。人件費だけが理由じゃない。彼らを絶滅に追い込んだ、もう一つのヤバいルールがあったのです。

【3】公衆閲覧防止措置とは?

公衆閲覧防止措置とは?

公衆閲覧防止措置とは簡単に言うと「常にパトロールして18歳未満の児童を誘うカキコミや、18歳未満の児童によるカキコミは全部消せよ!」という命令のことです。驚くべきは「JCやJKなどの隠語もしっかり削除しろよ」という内容が法文に盛り込まれた点です。

当時、スタービーチは女子高生や女子中学生がわんさか利用していて、これらの隠語が飛び交っている状態でした。(今じゃ考えられませんね汗)ハッキリ言って、援助交際の温床になっていたワケです。

警察庁がこれに歯止めをかけようと、いやスタービーチを含め、全ての出会い系をこの世から抹殺しようとして盛り込んだのがこの「公衆閲覧防止措置」なのです。

幸い優秀なエンジニア達によって隠語を自動検知して削除する仕組みが確立され、有料の出会い系は生き残りましたが、スタービーチをはじめとした無料の出会い系や掲示板の類は、この一撃で壊滅的な状態に追い込まれました。

【4】完全無料の出会い系のカラクリ

無料出会い系のカラクリ

こんな事を言うと「いやいや完全無料とデカデカと書いてある出会い系サイトやマッチングアプリは沢山あるぞ!」という苦情が来そうなので、予め反論しておきます。実は、WEB上や大手配信スタンドにある「自称:無料の出会い系」は、ほぼ100%中身のない集客用メディアなのです。

これらに登録すると無条件で提携サイトに同時登録させられたり、アプリ内でゴリゴリに姉妹アプリを紹介されたりします。これらの「集客用メディア」は、赤の他人同士が知り合える「マッチングサービスとしての機能」を有していません。目に写っているのは全てサクラの「出会わせる気ゼロ」の腐れ媒体です。

無免許・無許可で営業していますが「出会い系じゃないんだから、免許も申請も不要だよね?」というのが彼等の言い分で、警察も手をこまねいている状態です。驚くべきことに現状の日本では、サクラを使うことを罰する法律も存在してないので、「インチキ無料出会い系」は今もなお野放し状態となっているのです。

【5】唯一の無料の出会い系?

唯一の無料出会い系アプリ

「100%悪徳」と言いながら、実は1つだけ本当に完全無料の出会い系アプリが存在しています。それは Tinder(ティンダー)です。しかし、口コミなどを検索してもらえばわかりますが、男性が異常なまでに多く、女性とアポイントメントをとれるのは本当に高スペックな男性のみとなっています。

Tinder(ティンダー)がなぜ無料で運営できているのかというと、運営会社が海外(アメリカ)にあるからです。出会い系サイト規制法の制約を受けないので、無料で運営できるというワケです。

【6】まとめ

「タダより高いものはない」という諺が示す通り、無料を追い求めるあまり、損をする事というのは多々あります。無料を求めてさまよった結果、あなたの貴重な時間と個人情報だけが悪徳業者に奪われていく。これって、最高にコスパ悪いですよね。

「じゃあ有料の出会い系を使えばいいの?」というと、そういうワケではありません(笑)そんなものを使わなくとも、恋人や友達を作る方法は無限にあります。でも、もしあなたが本気で効率よく出会いたいなら、月数千円の投資は決して高くないはず。だって、そのお金で「安全」と「本物の出会いのチャンス」が買えるかもしれないのです。

下手な飲み会に1回行くより、よっぽど未来につながる自己投資になるかもしれません。でもそもそも、マッチングサービスは最終手段です。まずは自分なりの出会い方を追求してみてください。

最後に1つだけ。出会い系で18歳未満の児童を誘引するようなカキコミを書くと、100万円以下の罰金に科せられます。フザケ半分でもダメなので十分にご注意を!!

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!!
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記事執筆者:鬼島慶介