運転免許証とマイナンバーカードのイメージ画像

「悪徳出会い系サイト(悪徳占いサイト)に、身分証明書(免許証・保険証・パスポート・マイナンバーカード)を送ってしまったのですが大丈夫でしょうか?」という相談を毎日のようにいただきます。

結論から言うと、大丈夫です。そもそも、身分証を送らせるのは児童ではない事の確認をしているだけで、それ以上の意味は殆どありません。なぜ児童ではない事の確認をするかというと、もしも未成年者に課金させたとなれば、すぐに警察が動いて自分達が逮捕されてしまうからです。

【1】本名や住所を教えてしまった

僕はこのサイト開設以来、100万人を超える出会い系ユーザーの声を聞いてきましたが、業者が家や会社にまで取り立てにきたとか、身分証明書を悪用されたとかいう話は、ただの1度も聞いたことがありません。起こる現象といえば、せいぜい架空請求メールが来るぐらいです。

そもそも悪徳業者というのは、身分を隠して運営をしています。どのサイトもアプリも特定商取引法に書いてある住所はダミーなのです。その連中が、わざわざ危険を犯してまで顔を見せに来るでしょうか?

ましてやこちらの職場など、わかるハズもありません。探偵を使って調べるという方法もありますが、探偵を1週間雇うと、だいたい50万円くらいかかりますので、そんな割に合わない事は彼等は絶対にしません。

【2】銀行口座を教えてしまった

支援詐欺業者(お金あげます詐欺業者)は、ユーザーの銀行口座を聞いてきます。これには2つの理由があります。1つは「振り込む意思がありますよ」というニセの意思表示をするため。2つ目はユーザーに脅しをかけるためです。

ユーザーの中には、銀行口座を知られただけで、個人情報を全て抜き取られたような感覚にとらわれてしまう人がいるので、その心理を悪用しているというワケです。しかし、実際には銀行口座だけでは本名と居住地域くらいしかわからず、個人情報など何もわかりません。ましてや、そこからお金を引き落としたりすることなど不可能です。

昔、ヤミ金の全盛期には「押し貸し」といって、勝手にお金を振り込んできて利子を請求するという手口もありましたが、ここ数年は確認されていません。口座は、もちろん解約しなくてOK。そのまま使ってください。まったく何の心配もいりません。

【3】顔写真をメールで送ってしまった

「顔写真をメールで送ってしまったのですが、悪用されないでしょうか?」という質問も非常に多いのですが、これはちょっと自意識過剰かと思います。だって今時、顔写真などネット上に溢れかえっていますよね。

あなたがアイドルで、しかも送った写真というのが週刊誌が飛びつくような「あられもない姿」であるというのなら話は別ですが、それ以外の場合は大丈夫です。ハッキリ言って、ただの一般人の顔写真など悪用のしようがありません。

【4】身分証明書を送ってしまった

身分証明書免許証・保険証・マイナンバーカード)そのものを郵送で送ってしまったというのなら悪用される可能性がありますが、コピーや写真であれば何の問題もありません。住所はバレますが、せいぜいDMのハガキが来るぐらいです。免許証番号や保険証番号が業者にバレても大丈夫。そんなもの、悪用のしようがないのです。

「クレジットカードが勝手に作られる」「勝手に消費者金融で借金されている」「携帯電話が勝手に契約される」などと脅している記事もチラホラ見かけますが、そんなのは昭和の話。クレジットカード会社だって金融機関だって、そんなにバカじゃありません。

マイナンバーカードは、そもそも顔写真が載っていますから本人以外はどうすることもできません。しかも使用時には、パスワードが二段階認証となっています。日本のセキュリティーの粋が詰め込まれたカードと言っても過言ではないので、心配無用です。

【5】後払いでポイントを購入してしまった

後払いは、踏み倒しても大丈夫です。なぜなら、後払いシステムがある出会い系は、例外なく悪徳だからです。まともな出会い系で、後払いシステムがあるところというのは、僕は1つも見たことがありません。

「自宅まで取りに来ませんか?」とかよく聞かれますが、そもそもやっている事自体が違法なので、来るハズがありません。そんな事をすれば、すぐに逮捕されてしまうのを彼等は知っているのです。しかも、彼等はたいていが少人数で、マンションの一室などでコソコソ隠れるように運営しています。

支払わせるために凄い数の脅迫メールを送ってくることがありますが、それは機械が自動的に送信しているだけで手作業でやっているワケではありません。彼等には、わざわざ遠方のユーザーの自宅まで集金に行っているような余裕はないのです。メールアドレスさえ変更してしまえば、それ以上は追ってこれないので、それで終了です。

【6】悪徳業者の立ち位置について

ネット上で詐欺をしている悪徳業者は、あくまで「合法的にユーザーからお金をとりたい」と考えています。ですから、強引に金品を奪うような行為や、面と向かって請求してくるような事はしません。サクラ出会い系の利用規約を読んでみるとわかるのですが、必ずといっていいほど以下のような記述が必ずあります。

「当サイトは、フィクションです」
「出会いを斡旋するサイトではありません」
「会員に代わって当社の従業員がメールする場合があります」

このような記述があるので、現在の日本の法律ではサクラ出会い系を裁く事が非常に困難になっているのです。サクラ出会い系業者は「自分達が運営しているのは出会い系サイトではない」という立ち位置を貫いています。数億円という脱税で捕まった業者ですら、サクラを使った事に関しては何のお咎めもないというのが現状なのです。

最後に。彼等は強盗団ではありません。一応、裁判沙汰になった時の事まで考えて運営をしています。ですから、家まで取り立てにきたり、どこかで待ちぶせするというような割に合わない行動は決してしないのです。

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記事執筆者:鬼島慶介