ステルス戦闘機マーケティング

ステマとは、ステルスマーケティングの略で、宣伝と気付かれないように宣伝することをいいます。

近年の出会い系サイト&出会い系アプリは、このステマによる誘導が主流で、その手口は日を追うごとに進化しています。
このページでは、悪徳出会い系業者による最新のステマの手口をまとめてみました。

【1】2ch/5chなどの掲示板

2ちゃんねる
大型の掲示板やブログのコメント欄などに、
「ここはマジで会えるよ」
などと、さも利用者を装って書き込みをするという、昔からある最もポピュラーなステマです。

注意点として、近年は文章が非常に巧妙になっていることが挙げられます。
あからさまに誘導するのではなく、
「ビッチしかいないけど、マジ会えるゾ」
「病気女が多いから、ゴムだけはつけろ」
などと、多少けなしつつ宣伝するという手法が目立ちます。

【2】ニセの2ch/5chまとめブログ

偽物の2ちゃんねるまとめブログ
「激カワ美少女で糞ビッチな彼女ができたwww」
「ブサメンの俺が家出少女29人も食いまくりな件w」

のような釣りタイトルでユーザーを誘い込み、ニセの体験談スレッドを作って、悪質出会い系に誘導するというステマ(キュレーションサイトステマ)で、
いわゆる「偽物の2ちゃんねるまとめ風広告」です。

スレ自体がすべて捏造で、よくみるとページ数が異常に少なかったり、どこを押しても今いるページに戻ってきたりするのでおかしいとわかるのですが、本物の2ch(5ch)のまとめブログからリンクが貼ってあったりするので、そのままの感覚でついリンク先にアクセスしてしまう人が多いようです。

また、
「ウソはやめろ」
「通報しますた」
など否定派のコメントもあり、本物の2ちゃんねる風になっているところも非常に手がこんでいます。

そしてこのような「ニセまとめブログ」に金をもらってアクセスを送る「本物の2chのまとめブログの管理人」が存在していることも憂慮すべき問題です。

【3】ニセのプロフサイト

偽物のプロフサイト
現在、悪徳業者の間で最も流行っているステマがこの「ニセのプロフ誘導」です。
当サイトにおいても、既に数千ものキャラが確認されています。

プロフ誘導のサクラ
https://onijima.jp/?cat=11

最初のとっかかりは、迷惑メール、各種SNS、ソーシャルメディア、婚活系アプリ、Facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)、など様々ですが、普通に日記風になっていたり、ドコモやソフトバンクなどの携帯アドレスでメールを送ってきたり、LINEをしてきたりするため、本物だと信じてしまう人が多いようです。

サクラ女性の職業設定は「看護師」「保育士」「女社長」「暇な主婦」「エステティシャン」などが多く、男の妄想を具現化したものになっています。

また最近では、男性のキャラも量産されており、女性が騙されるケースが後を絶ちません。
誘導先の出会い系でも、その男性とやり取りをしていると思い込む人が多く、被害額が数百万円にのぼることも珍しくありません。

【4】ソーシャルメディア

ソーシャルメディア
ソーシャルメディアとは、Facebook、Twitter、mixiなどの会員制サイトのことで、最初のとっかかりとして、近年非常に悪徳業者に好まれているステマ市場になります。

サクラキャラのフェイスブックページやSNSマイページを作成し、そこから手当たり次第に異性に友達申請などをし、上記の「ニセのプロフサイト」に誘導してから、悪徳出会い系に誘導するという、二重三重の「かませ構造」になっているのが特徴です。

サクラの住所は、ユーザーと同じ市内などに設定されていることが殆どです。
しかも、最初の2~3通は普通にYahooなどのフリーアドレスやLINE等でやり取りしてくるので、まったく疑うことなく誘導されてしまう人が多いようです。

この手口は、まだニュースなどでもあまり報道されていないこともあり、水面下で非常に増えています。
特にフェイスブックにおいては、毎日数百ものサクラアカウントが誕生し、同じくらいの数が運営者によって削除されるというイタチごっこが続いています。

【5】ニセのブログ

偽物のブログ
大手のブログサービスで、サクラキャラが普通にブログを書いているケースです。

迷惑メールからの誘導もありますが、多くの場合は出会い系サイトのプロフィールページ内にリンクが貼られていたりします。
その人物がサクラではなく、実在するということをアピールするためにそうしているのです。

プロフと違い、日々更新されるのですが、台湾や中国などのタレントさんのブログの写真をそのまま引用していたりするので、よく見るとおかしな箇所がいくつもあります。

居住地域が絶対に書かれていないのも特徴です。
出会い系のサクラというのは、ログイン後に、そのユーザーの居住地域と自動的に同じになるように設定されるからです。

つまり、あなたが「A市」で登録すればサクラも「A市」に、「B市」で登録すればサクラも「B市」になるという風になっています。

【6】ニセのGoogle Play

偽物のグーグルプレイ
本物ソックリのGoogle Play(アプリのダウンロードサイト)からの誘導です。
近年、飛躍的に増えています。

以前は、本物のGooglePlay内に悪徳アプリがいっぱいあったのですが、Googleの審査が厳しくなったため、最近では似たページを作って、そこからアプリをダウンロードさせるフリをしてアドレス登録をさせ、そこからメールで誘導をかけるという手口が主流です。

悪徳アプリをダウンロードさせられるケースもあり、いきなり10万円ほどの高額請求をしてくることもあります。
ページそのもののデザインが非常に似ていて、かつ評価も高くなっていたりするので、騙されてしまうようです。

これの見分け方は1つ。
ドメインを見ることです。
本物のグーグルプレイは、
https://play.google.com/
からはじまっているので、これ以外のURLだったらすぐに退散しましょう。

これに限らず、サイトを利用する時は必ずURLを確認するようにすると、被害は激減します。
悪徳サイトのURLは大手サイトに似せていたり、異常に長かったり、ランダムな英数字の羅列のようなURLになっていることが多いからです。

【7】ニセのランキングサイト

偽物のランキングサイト
99%の出会い系が悪ということは、それだけそのサイトやアプリにユーザーを送る媒体があることを意味しています。

実際、ネット上にある「出会いのランキングサイト」の大半はデタラメなものですが、タチが悪いのは、そういうサイトに限って、お金を使ってSEO対策(検索エンジン上位表示対策)をしていたりするので、検索結果の上位にいたりすることです。

「出会い系を紹介しているサイト」に限っていえば、検索の順位と、サイトの優越の相関関係はまったくないといっていいでしょう。

なぜなら、Yahooやgoogleは、
「その出会い系が会えるのか?」
ということまではわからないからです。
なので、どのようなランキングを作っても、それが検索結果に直接影響を及ぼすということはないのです。

ランキングサイトの中には、悪徳出会い系業者直営のものもあります。
そういうサイトはよく見ると、ランキング内のサイトやアプリのデザインが、全て似通っています。
順位の横には投票数が表示してあったりするのですが、これらはもちろんダミーで、実際には管理者が自分達に都合のいい数字を記入しています。

【8】副業系サイト

偽物の副業系サイト
「男性とメールするだけで高収入が得られます!」
的な釣り文句で、主に女性を誘導してくるのが「利益誘引型」とよばれるステマです。
迷惑メールはもちろん、アプリ内広告やSNS、最近では女性誌に広告を出していることも多いです。

該当の副業サイトに登録すると、悪徳出会い系に同時登録されるパターンが多いのですが、最近では出会い系っぽくない雰囲気のものも多数あり、気付かない人も多いです。

怪しいなと思っても、
「相談にのってくれたら毎月100万円を払います」
というリッチ男性の言葉に負けて、1000~3000円の少額の手数料を払ってしまう人が多いです。

実はこの「少額」というところがポイントで、最初はためらわずに振り込める金額に設定されているのです。
しかし、1度でも振り込んでしまうと「文字化け解除費用」「アドレス交換費用」など様々な名目で金額を徐々に釣り上げながら、課金を要求されます。

ここで、「元をとりたい」という意識が男性よりも強い女性は、どんどん課金を重ねてしまうのです。
これに関しては、言い方は悪いですが「ケチな人ほど騙されやすい」詐欺だといえます。

【9】まとめ!

さて、いかがでしたでしょうか?
あなたの知らないステマが沢山あったのではないでしょうか?
でもこれで今日からあなたも「出会い系の情報強者」です。
被害に遭う確率もグッと低くなることでしょう。

できれば、下のボタンから「いいね」や「はてブ」をしたりして、このページをみんなにも教えてあげてください。
友達などにも教えてあげてください。
あなたの行動で1人でも被害者が減りますように!!