世間一般の人達にとってはどうでもいい事かもしれませんが、僕にとってはかなり衝撃的な内容のタレコミをいただいたので、今回はその報告の記事です。
結論から言いますと、以下のomiaiという婚活サイト(婚活アプリ)が印象操作を行っているという事実が発覚しました。
Omiai(おみあい)
https://fb.omiai-jp.com/
【1】記事がないと審査すらしてもらえない
今回情報を頂いた「M氏」によれば、omiaiは、omiaiに関する記事を書いて、それが審査に通らないと広告提携してもらえないということです。
これがどういう事なのかを説明する前に、まずWEB広告の種類について解説していきましょう。
どのASP(WEB上の広告代理店)でも、ざっくり言うと以下の2種類の広告が用意されています。
【A】誰でも広告を貼れる
【B】サイトの審査がある
Aは俗に「審査なし」と呼ばれているもので、そのASPのアカウントさえ持っていれば、誰でもその広告を貼る事ができるというものです。
Bは俗に「審査あり」と呼ばれているもので、サイトを一度広告主が見て、OKが出たら広告掲載の許可が下りるというものです。
「審査あり」に設定することにより広告主は、たとえば自社サイトのバナーが、アダルトサイトや政治色の強いサイトなどに貼られるのを防ぐことができます。
ちなみに、AとBの割合は7:3ほどです。
つまり、大半の広告主は「誰がどこにどんな形で広告を貼ってもいいよ」と考えているという事です。
ところが、omiaiはこのどちらでもありません。
まず、omiaiに関する記事を書いて、そのURLを提示し、omiai側がOKを出さないと広告提携されない、つまりバナーを貼れない仕組みになっているのです。
僕は長らくこのWEB業界にいますが、このような形で広告展開している会社というのは見たことも聞いたこともありません。
【2】証拠画像をお見せします
ここで、「M氏」より頂いた証拠画像をお見せしたいと思います。
まずはomiaiに対し、広告の提携申請した時に返ってきたメールです。
「M氏」は上記のメールを受けて、
「いやいや、変な事は書きませんから提携してくださいよ~」
という旨のメールを送ったそうです。
それで返ってきたのが以下です。
提携前に記事ありきとしているのは、当然ながら批判的な内容を書かれたくないからでしょう。
こんな事を言われりゃ誰だって「おべんちゃら記事」を書いて、合格点を貰おうとしますよね。
なにせ、最近流行りのちょっと長めの記事(1万文字程度)を書こうと思えば、2~3日はかかります。
せっかく費やした執筆時間を無駄にするのは誰でもイヤですから、必然的にomiaiの広告担当者の目を意識した記事になります。
サイトの長所と短所を両方挙げ、最終的にオススメですよ~と持っていくような文章も書き辛くなるでしょう。
なるほど、ネット上にあるomiai関連の記事をざっと読んでみましたが、殆どと言っていいほど批判的なものはなく、皆べた褒めに近い感じです。
しかし、これらは全てomiaiの広告担当者がOKを出した記事であり、ステマ(ステルスマーケティング)に近いものだと言われても仕方のないものです。
【3】サクラはいないが業者が多い
「業者」というのは、サイト内にて営利目的の宣伝活動を行う人達の総称です。
婚活サイトにいる業者の多くは「悪徳出会い系業者」で、甘い言葉でユーザーを誘い出し、自分達が運営するサクラ出会い系サイトに誘導しようとします。
omiaiは、この業者が多いことで有名です。
有名というか、当サイトの各スレッドでよく「omiaiから誘導されました」というカキコミを見るので、僕の中では非常に有名です。
当サイトの常連の方であれば、この事はよくご存知だと思います。
しかし当然ながらこの事も、ネット上に無数にあるomiaiの評価記事には、一切書かれていません。
どの記事を見ても「業者が徹底排除されています」みたいな感じにしか書かれていません。
業者が一般会員になりすまして登録してくるのは防ぎようがないと思いますが、それを早期に発見して強制退会にすることはできるハズです。
たとえば同じ婚活サイトでも「ユーブライド」などは、このあたりのセキュリティーが非常にしっかりしていると思います。
「ユーブライドから誘導されました」という報告は、僕はまだ一度も受けたことがないのです。
会員の顔写真、身分証明書、送信履歴、送信内容、IPアドレスなどを厳しくチェックしていれば、業者というのは早期に発見できるハズです。
omiaiが、これらの作業を怠っていることは明らかです。
【4】TVや雑誌等とWEBの大きな違い
TV、ラジオ、新聞、雑誌、街看板などの昔からある広告媒体とWEBとの大きな違いは、WEBだけは第三者が宣伝しているという点です。
たとえば雑誌業界では昔から1つの記事のように見せかけて宣伝する「記事広告」とよばれる手法が用いられていますが、よく見ると下の方に「全面広告」や「これは広告です」などと書いてあり、記事ではない(その出版社の意思ではない)ことがわかるようになっています。
テレビなんかでも、番組中にCM的な演出が組み込まれているものがあります。
ワイドショーなんかで、同じスタジオ内で芸能人が洗濯洗剤や消臭剤の宣伝をしたりするのがそれです。
他にも例を挙げればキリがないですが、共通するのは、どれも広告主の存在が認識できるようになっているという点で、つまり広告だとハッキリわかるものです。
ところが、WEBだけは違います。
高校生だろうが主婦だろうが、気軽にASPのアカウントを取得して、自分のブログなどで宣伝できてしまいます。
タクシーやバスの運転手が、勝手に自分の車に広告を貼ったりすることはできませんが、WEBだと簡単にできてしまうのです。
【5】広告だと気付かれないWEB広告
リンクが貼ってあれば大半の人は広告だと気付くと思いますが、最近ではリンクを貼らずに宣伝する手法も行われています。
人気のあるモデルさんなどに自社の洋服、家具、食品、化粧品などを提供し、You Tube や Instagram などで一緒に露出してもらうのです。
ブランド名などを口にするワケでもなく、ただ一緒に映り込んでいるだけなので、どれが広告でどれが広告でないかを完璧に認識するのは、プロでも不可能に近いです。
もちろん、企業側からモデルさんには、ギャラが支払われています。
このようにWEB広告というのは、第三者によって宣伝・拡散されるので、時に尋常ではない広告効果をもたらすことがあります。
しかしながら、現状ではその効果とは裏腹に、宣伝する側の責任意識が、あまりにも希薄です。
バナーを貼っているブロガーや、企業と提携しているユーチューバー達は、本来はその広告主の営業マンと同じくらいの責任感がないといけないのです。
少々大袈裟と思われる方もいるかもしれませんが、人様にお金と労力を使わせる以上、そのくらいの覚悟がないとダメだと僕は思います。
たいして調べてもいないクセに「Omiaiは業者が徹底排除されています」なんて書いてる場合じゃないのです。
【6】広告のあるべき姿とは
ある人は「広告は真実でなければならない」と言いました。
まあ、これは当たり前だと思います。
これに言葉を付け加えるとすれば、
「広告は、ユーザーにメリットをもたらすものである方が望ましい」
くらいでしょうか。
画面の殆どがバナー広告で占められているような存在自体がデメリットみたいなサイトが多数ありますが、そういうサイトの管理人達は「広告ってなんだろう?」という事を考えたことがない人達だと思います。
まあ、あまり書くと独りよがりになってしまうのでここらへんにしておきますが、とにかくバナー1つ貼るにしても、ある程度の責任感を持ってほしいし、ましてやウソを書いたり、書かせたりなどという事は、あってはならないと思います。
ネット上での金儲け(アフィリエイト行為)が悪だと言っているのではありません。
紹介するからには、自分なりにきちんと調べた上で、責任を持って紹介してほしいと言っているだけです。
【7】この記事の今後に注目してください
このページをできればブックマークしてください。
もしもこの記事が削除されるような事があったり、検索結果に出てこなくなるような事があれば、それはomiai側が何かしらの対策をしたという事を意味します。
何卒、よろしくお願いします。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!
■鬼島さん
本「コラム」に書かれた鬼島さんの「論旨」に、全面的に同意します。
早速、このページを、ブラウザにブックマークしました。
今後の展開を、注視していきたい、と考えます。
鬼島さんを、応援しています!
■鬼島さん
いましがた、各種検索エンジンで、キーワードを「アプリ omiai 評判」と入力しただけでは、本ページは出てきませんね。
キーワードを「アプリ omiai 鬼島の出会い系クチコミの鬼!」とまで入力して、はじめて本ページが出てきます。
自分としては、何だか釈然(しゃくぜん)としません。
出会い系ウォッチャー様
ありがとうございます!
非常~に心強いです!
omiai関連の記事は多いので、そう簡単には上位表示されないと思います。
1日でインデックスされただけでも、儲けものです。
なるべく上位に食い込めるよう頑張っていきますね^^
■鬼島さん
お疲れさまです。
当「コラム」アップから、約2ヶ月半経ったので、GoogleとYahoo!で、検索結果状況をチェックしてみました。
相変わらず、キーワードを「アプリ omiai 評判」と入力しただけでは、検索サイトを15ページくらいめくっても、本ページは出てきません。
キーワードを「アプリ omiai 鬼島の出会い系クチコミの鬼!」と入力して、はじめて1ページ目に本ページが出てきます。
しかし、検索サイトのページをめくりながら観察していると、「omiai」の実態は、ヤフーパートナー・ペアーズ・マッチドットコムなどと変わりませんね。
男はヤリモク、女はヤリモクの男をだまして悪徳詐欺サイトへ誘導する悪徳詐欺業者のサクラ、こんな連中がウヨウヨしているようです。
うたい文句の「Facebookと連携しているから安心!」など、ウソ八百で、ヘソが茶を沸かします(爆笑)。
男女を問わず、だまされて被害に遭うひとがひとりでも少なくなるよう、極めて困難なIT作業の「SEO」を頑張っていただき、1日も早く、本ページが検索結果の上位に表示されるよう、お願いいたします。
出会い系ウォッチャー様
いつもありがとうございます!
いや~そんな順位なんですね(汗)
弱いですね~。
当サイト内で登場するキーワードがキーワードなだけに、どうしてもアダルティーな感じでカテゴライズされちゃってるのかもしれないですね。
でもいつかは1位になれるように、色々と勉強して頑張ります!
■鬼島さん
GoogleとYahoo!のふたつの検索サイトで、「キーワード」をどのように入力すれば、本ページが比較的上位に出てくるのか、ちょっと調べてみました。
キーワードが、「アプリ omiai 評判」では、相変わらず、20ページくらいめくっても、本ページは出てきません。
キーワードが、「アプリ omiai クチコミ(カタカナでクチコミ)」でも、同様の結果です。
ところが、キーワードを、「アプリ omiai 出会い系 クチコミ」と入力すると、おおむね3~4ページ目に、本ページが出てきました。
どうやら、「鬼島の出会い系クチコミの鬼!」のうち、「出会い系」と「クチコミ(カタカナでクチコミ)」のふたつが入力されないと、比較的上位には表示されないようです。
鬼島さんが、検索結果上位表示させるための難しいIT作業「SEO」をなさるにあたり、何らかの「ヒント」になれば、大変幸いです。
ご参考までに。