LINEアプリを使って色恋仕掛けで言葉巧みに誘導してくる女サクラのイメージ

LINEが、サクラ出会い系業者の集客ツールとなって久しいです。迷惑LINEは日常化し、タイムラインにはサクラがウヨウヨいます。迷惑メールのように、LINEに直接メッセージを送ってくるサクラもいたりして、見破るのが難しくなってきています。

しかし、ちょっとの知識があれば、LINEのサクラを簡単に見破ることができます。ここではそんなLINEのサクラの特徴を10個紹介したいと思います。これを知っていれば、サクラを確実に早期発見・駆除できます。

【1】@からはじまるLINE ID

@（アットマーク）から始まるラインIDは、LINE@（ラインアット）とよばれるLINE株式会社が提供する企業用のサービスアカウントです。これの無料版を使っていると、@から始まる9桁のラインIDが付与されます。（有料版は自分でIDが決められる）

【実際のサクラのLINE ID】

@451lbkcl
@259xcghq
@493qrvuz
@318onbtj
@306khavj

無料版と有料版で機能に違いがあるのですが、複数アカウントを作成できたり、1度に何万通もメッセージを送れたり、タイムラインに投稿を流したり、自動返信機能が付いていたりetc…とにかくサクラ出会い系業者にとって都合のいい機能満載になっています。

普通の個人が「LINE@」を使うことは、まずありません。つまり、ラインIDが＠から始まっている時点で、サクラはほぼ確定なのです。現在の形式は上記のように「＠＋数字3桁＋英字5桁」の形式になっています。

【2】下の名前しか言わない

「あゆみです♪」「なつみです♪」のように女性のサクラというのは、殆どが下の名前しか言いません。しかも、殆どのサクラは平仮名でしか言いません。年齢や職業すらも聞いても「会ってからね♪」などとはぐらかし、言わない時も多々あります。

与える情報を少なくすればするほど、サクラだとネタバレする確率も低くなるからです。もちろん、働いている会社名や店舗名、具体的な場所などは絶対に言いません。サクラかな？と思ったら、フルネームと会社名を聞いてみることです。

ちなみに男性のサクラは「航」「陽」「健」「櫂」「進」「巧」「修」「孝」など、漢字一文字である事が最近のトレンドです。これも同様に、ネタバレ防止＆晒し対策でそうしています。

【3】知り合いを装ってくる

「らいん変わったから報告だよ！」
「お久しぶり！元気にしてる？」
「知り合いかもに表示されてたので」

昔から知り合いを装うのはサクラの常套手段です。普通は人違いで終わるのですが、「これも何かの縁だし…」などと言われると、心が淋しい人などは、ズルズルとその術中にハマっていくようです。

【4】アイコンが動物や高級外車

BMWのエンブレム ポルシェのエンブレム

白い犬 三毛猫

昔のサクラ写真（アイコン）といえば美男美女と相場は決まっていましたが、最近は上記のようなものが多いです。遠回しに、「金持ち」「リア充」「動物好き」などをイメージさせるような効果もあり、晒し対策＆リアリティーの演出にもなっています。

動物は犬猫以外にも、ウサギ、カワウソ、フクロウ、フェレットなどがよく使われます。クルマの場合は、ベンツなどのエンブレムの写真や、高級外車の外観写真になっている事が多いです。最近では、景色や風景など抽象的なラインアイコンにする頭脳派？のサクラもいたりして、写真だけで見破るのもだんだんと難しくなっています。

【5】意味不明な理屈

「スマホのOSをアップデートしたら、TikTokが同期したらしくて…」
「Instagramを同期をしたら、知らないアドレスがあったので…」
「電話帳を同期したら、知り合いかもに表示されたので連絡しました」

などなど意味不明の理由でメールやラインを寄越すサクラが急増しています。何を同期しようが、知らないアドレス同士が繋がるハズはないんですが、淋しい人はこのような屁理屈でも流されてしまうようです。もちろん、本当はメールアドレスやLINEID等を名簿屋などから大量購入して、スパムをバラ撒いているだけです。

【6】不自然な空白や句読点

[1]L　I　N　E　し/ま/せ/んか？
[2]L1ne I.D..送りますね♪

[1]の方のは、不自然な空白や記号が入っています。これは迷惑メールフィルターを掻い潜るための措置です。[2]の方は、LINEの2文字目を数字の「1」にしたりしています。これも、フィルターを突破するためにそうしています。迷惑LINE以外でも、このような不自然な記号や空白があるメッセージを発見したら、まず悪徳業者からと思って間違いありません。

【7】Gmailから送られてくる

インターネットの世界を制した会社 Google.しかし悲しいかな、そのGoogleが提供するGmailというメーラーが、現在スパム送信に最も使われています。Gmailをスパム扱いすれば、Googleを敵に回すかもしれません。「それだけは避けたい」という思いが、どの会社にもあるのかもしれません。

また最近ではYahoo!Mailも非常によく使われています。Gmaiと同様の理由で、スパムフィルターを通り抜けやすくなっているからです。

【8】居住地域が同じ

「住所一緒なんですね♪」
「本当？住み同じだね♪」

大定番ネタですが、サクラというのは必ずと言っていいほど、こちらと住所を同じにしてきます。北方領土だろうが尖閣諸島だろうが外国だろうが、必ず上記のように返してきます。必然的に、自分からは絶対に住所は言いません。

【9】ニセブログ・ニセプロフサイトに誘導

「海外で充電したらスマホの調子がおかしくなって…」
「犬に噛まれてから再起動を繰り返すようになって…」
「格安SIMはLINEの引き継ぎできないって言われて…」

etc…LINEで仲良くなると、急にスマホの調子が悪くなったと言い出し、ニセのブログやニセのプロフサイトに誘導し、空メールを送らせるのが定番の誘導パターンです。

「こっちなら旦那に絶対にバレないから」
「マネージャーに見つかったらマズイからこっちでお願い」
「会社にスマホを返却するから、自分のを買うまでこっちで」

などの理由で誘導していくパターンもあります。とにかく、なんだかんだ理由をつけて、ラインから別サイトに誘導し、最終的にはサクラ出会い系に落とし込みます。

【10】ニセブログ・ニセプロフサイトの例

ニセのブログ1 ニセのブログ2

ニセのプロフサイト1 ニセのプロフサイト2

上記は、実際に誘導に使われていた偽物のブログ、偽物のプロフサイトです。上段のようにシンプルなものから、下段のように写真が複数貼り付けられた凝ったものまで、様々です。サイト名は、「●●さんからの招待状」や「●●さんのメールボックス」みたいなシンプルなものが多いです。

しかし中には、晒し対策でサイト名を記載していなかったり、「Top」や「Index」とか書かれていないものあります。これは言わずもがな業者の「晒し対策」です。全力で個性を消して、悪評が目立たないようにしているワケです。

LINEは無料で利用できて大変便利ですが、このような状況になっているということも頭に入れながら使っていただければと思います。終わりです！！

ソーシャルボタンから共有していただけると非常に嬉しいです！！

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記事執筆者：鬼島慶介